June 11, 2009

MARQUIS No.45ほか新刊発売

    ◆◆◆ フェティッシュジャーナル No.628 2009年6月11日 ◆◆◆
            ALT-FETISH.com 編集・発行
◇フェティッシュジャーナルは、ラバーフェティッシュピープルのみなさまに、
 フェティシズムの考え方、フェティッシュ情報、実践の勘所、ALT-FETISH.comの
 新商品や新記事の紹介をします。記事全文はNiftyのココログに掲載します。
           http://alt-fetish.cocolog-nifty.com/
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                 ◆目次◆
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▼6/13 The gate@渋谷secoインフォメーション
▼MARQUIS No.45ほか新刊発売
▼さみしいフェティッシュピープル

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□◆6/13 The gate@渋谷secoインフォメーション
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 6/13(土)夜、渋谷で開催されるthe gateにALT-FETISH.comが出展します。主催のMr.Charmが趣向を凝らした出し物を準備しており、とびきりビザールで刺激的なイベントになると期待しています。
 ALT-FETISH.comでは次のような企画を予定しています。
1.次の各号の最新号の展示即売。MARQUIS、HEAVY RUBBER FETISH MAGAZINE、MARQUIS FETISH FASHION 08/09
2.ラバーキャットスーツの試着や雑誌、DVDの視聴ができるストックルームの宣伝告知
3.割引(商品本体価格の2割引)クーポン付きフライヤーの配布
 当日はキュートなアシスタント嬢でライターのシオン嬢もブースに(体調よければ)降臨予定。彼女もきっと喜んでくれるでしょう。
 私はもちろんラバーコスチュームを何らか身につけて、皆様のご来店を心からお待ちしております。ALT-FETISH.comで買ってますと、気軽に話しかけてください。
 イベントの告知はTKSのこのページで。
2009 年6月13日 (土) **パーティ** - THE GATE! (ゲート)! @ Seco Bar - 渋谷 (厳正なドレスコードがあります)
http://www.tksociety.com/j/index.html

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□◆MARQUIS No.45ほか新刊発売 SPLURGE.jpは雑誌・DVDの送料無料!!!
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 昨年末以来半年ぶりにようやくMARQUIS、HEAVY RUBBER FETISH MAGAZINEの最新号発売にこぎ着けました。本来春前に発売できたのですが、例のストックルームの準備等あり、遅れました。お詫び申し上げます。しかしながら、早割というサービスをご承知だと思いますが、時間的利益と引き換えに、金銭的利益を享受するという哲学はもう皆様、おなじみですね。ご理解いただければ幸甚です。MARQUISの国内販売代理店としてつねに価格調査を怠らず、最も安い金額で販売しているつもりです。他店より一円でも高いMARQUISがあれば教えてください。ネット店舗も含みますから、コジマやヤマダよりも進んだサービスです。
 今日からこの新刊の発売を記念して、ALT-FETISH.com販売サイトSPLURGE.jpでは雑誌・DVDの送料が無料になりました。ただし、同時にコスチュームを頼んだり、お届け日時指定をしますと、最終ご請求金額に送料500円が加算され、送料無料とはならなくなりますのでご注意ください。代引は郵便局留めも対応します。代引手数料はかかります。銀行振込前払なら商品以外の手数料は振込手数料しかかかりません。振込手数料も、JNB-J振(ジャパンネット銀行口座保有者対象に、弊社で振込手数料を負担するサービス)、他行振り込み手数料が月1回無料の新生銀行口座保有者、月3回無料の住信SBIネット銀行口座保有者はかかりませんから、賢いお客様ならこれら金融機関へ口座を開設することをおすすめします。
MARQUIS No.45 http://www.alt-fetish.com/mag/1823/1823.htm
HEAVY RUBBER FETISH MAGAZINE No.25 http://www.alt-fetish.com/mag/1845/1845.htm
ファッションカタログ08/09 http://www.alt-fetish.com/book/1824/1824.htm

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□◆さみしいフェティッシュピープル
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 去年、85歳でなくなったベティ・ペイジのことを、MARQUISのピーター氏がMARQUIS No.45号の冒頭で書いているので紹介します。
「バイバイ、ベティ・ペイジ──。彼女自身、自分が有名だという自覚はなかったようだが、今日のバーレスクやフェティッシュカルチャームーブメントは、彼女の存在なくしてあり得ない。
ナッシュビルに1923年に生まれたベティは、自動車工だった実父から、ふたりの姉妹ともども、性的虐待を受けていたと告白している。両親は程なくして離婚。13歳になって初潮を迎えたベティは、自分が死ぬんじゃないかと恐れおののいた。その出血について説明してくれる身内は、彼女のまわりに一人もいなかった。孤独なベティーの思春期を象徴するエピソードである。
あるカメラマンがコニー島で彼女を見いだすまでのあいだ、ベティは秘書や教師の仕事をしていた。その後アーヴィング・クロウとの出会いが彼女の人生に劇的ブレイクスルーをもたらした。クロウは、ベティの姉妹ポーラとベティを撮影したピンナップフォトを通信販売するビジネスを始めた。クロウのカメラの前で、ベティは今日已然としてその凛然たる輝きを失うことのないフェティッシュイコンそのものとなった。
以後作られた数千枚の写真と8ミリフィルムは、1950年代のお堅い紳士淑女気取りのアメリカに激震をもたらしたのである。2008年12月、ベティはロスアンジェルス郊外の自宅で、静かにその生涯の幕を下ろした。享年85歳だった。
現代のベティ・ペイジ、それはディータ・ヴォン・ティーズである。彼女のおかげでフェティッシュなテイストをメインファッション、ハイファッションも無視できなくなった。ディータ独自のフェティッシュイコンの哲学は、ハイファッションとフェティッシュイメージの橋渡しをした。
ロンドンから悪いニュースが。「広告費で定期刊行出版物の事業が成り立たなくなってきた」と、スキン・ツーのティム・ウッドワード。すべてのフェティッシュマガジンのマザーともいうべき英スキン・ツー誌が、季刊から年一回へと刊行機関が大幅に伸びることになっった。フェティッシュカンパニーは、小資本で、キャッシュフローに恵まれない会社がほとんどすべてである。昨今の不況で、事態は最悪だ。年一回のスキン・ツーに引き続き期待を寄せるにしても、私たちはすでに、過去にその名をこの世界へ響かせてきた「リチュアル」「ザイトガイスト」「バックル」各誌はすでに忘却の彼方である。MARQUISが、この世界で唯一生き残った「フェティッシュ雑誌」になるのも時間の問題だ。さあ、読者諸兄の皆様、定期購読してください! いますぐ。ピーター・W・ツェルニヒ」
──最後の定期購読を促すあたりも寂しいが、ベティの生育歴の気の毒さといったらないですね。私たちのように、いわゆる変態的性欲、異常性欲者というのは、こうした悲しい生育歴を背負っているかあるいは、昨今の環境破壊のせいで、さまざまな化学物質が遺伝子DNAに未知の影響を及ぼして変になったものと私は想像しています。そもそも、人類の「オス」は今後次第に減っていき、数百年後には全くなくなってしまうという研究報告もあるのです。「オス」自体がもともと、もろい構造の遺伝子を有しており、世代間で行われる遺伝子コピーでエラーが蓄積して、どんどん壊れてゆき、メスしかできなくなるそうです。ちょっと前にやっていたNHKスペシャルで知りました。
 私たちがラバーとか、拘束感、光沢に異様に性欲をたぎらせ、生身の裸の女性にはまったく関心が持てないのも、こういうような、遺伝子とか、脳の中の何かの異常、つまり何らかの異常、病的傾向のなせるものでしょう。私たちは、まず、自分のせいで、自分だけが悪くて変態になったのではないという認識を持つ必要があると思います。地球環境、生まれや生育歴といった外的要因のおかげで、私たちは心に変態という核を持つに至ったのです。
 ここで重要なことは、こうした変態的異常性欲者(ラバーフェチ専門に限ります!念のため)は、人間関係がますます希薄化するいま、連帯し、「社会的包摂性」(宮台2009)を自らの手で作り出すことだと思います。包摂性は、たとえばラバーキャットスーツももちろん身体を物理的に包摂します。社会的包摂は、ラバーに包まれた私たちをもっと大きな外側から、見えない哲学的連帯でもって包んでくれる概念です。今般、ラバーフェティッシュピープルのためにALT-FETISH.comはストックルーム(在庫置き場)の近くに物件を用意して、スーツの試着や、海外フェティッシュ出版物の閲覧に供することにいたしました。この場所は、お金もかけていないし、もちろん地理的要因から排他性を持っているなど、難点はきりがありません。しかし、リアルにコンタクトすることで、ビザールな人たちの社会的包摂性を作り出すきっかけにしたいと思って始めますから、ぜひ、今後の告知にご期待ください。


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May 23, 2009

浜崎あゆみキャットスーツは

 2009.4.1現在、浜崎あゆみの最新曲SparkleのPVにおいて、ALT-FETISH.comのオリジナルキャットスーツに極似するキャットスーツを着ているのが見られます。
http://www.alt-fetish.com/costume/1064/1064.htm
(Lサイズ 商品紹介ページ)
 まずは、ウィルス感染のリスクがありますのでウィルス対策を施していないPCからは絶対に見ないでいただきたいのですが、私が発見した中国の動画サイトの当該PVのURLです。
http://www.im.tv/Vlog/personal/3043016/5693626
 もう削除されている可能性大です。「浜崎あゆみ Sparkle」でグーグルの動画でググってみてください。自己責任で。見つけられなかった人、あえてみる気が起きない人のために口頭で(文書で?)説明しますが、浜崎が、赤、黒、パープル各色の、全身キャットスーツを着て歌い踊っています。キャットスーツは、ALT-FETISH.comのそれと同じく、小さめにできているものを、伸ばして着る全身ストレッチスーツタイプです。PVですので何ら直接的なエロさはないのですが、ビジュアルのテイスト、たとえばポリウレタンのクッションウォールのデザインとか、まわりのダンサーの黒くてニューッと真ん中にチューブが伸びたガスマスクが、完全にMARQUISのフェティッシュアカデミーシリーズのパクリなんです。
 メジャーだった人がキャットスーツをビジュアルで使い出す場合は、これまでは「終盤」とされていました。ところが、最近はそうでもありません。少子高齢化社会の進展にともない、アーティストの寿命もかつてなく長くなっています。マドンナの例を挙げるまでもないく、当の浜崎も、もう三十路です。
 三十路なら三十路の魅力。キャットスーツによって、完全に1個の付加価値の創出に成功しています。それは終盤をフォローする刺身のツマとはまったく違う第三のフェティシズム、そう、オルタナティブなフェティシズムです。
【編集後記】
2009.5.21に、長年の懸案だった携帯電話向け通販機能を備えた新ドメインにおけるECコマースサービスをスタートいたしました。このブログをお読みのお客様ならば携帯しか持っていないというのは考えにくいため、このPCユーザーにとってメリットがまったくない新サイトのサービス告知は意味をなさないかもしれません。しかしながら、インターネットの世界において地位を築くのに、私たちが使える唯一の資源は「時間」しかありません。そのため、こうした携帯向けのサイトをスタートすることは、小売業者としては一刻も早く行うべき施策の一つです。携帯向けのサイトは、昨年12月にスタートした通販サイトのドメインと一文字しか変わりません。
昨年12月にスタートしたALT-FETISH.comの通販サイト SPLURGE.jp
この5月にスタートした携帯向け通販サイト SPLURGER.jp
 後者は商品価額がすべて1.15倍、つまり15パーセント割り増しとなっておりますが、これは某、インターネット企業がむさぼる暴利を私たち小売業者が負担させられていることによるものです。それを消費者に転嫁していいのかどうか。それはこれからサービスを行っていくなかで、改善しなければならなくなる局面もあろうかと存じます。
 携帯のほうが同じ物を買うにしても高くなることに合理性があるのでしょうか? 携帯しか持っていない人は、残念ながら手間もコストもかかるPCネット環境を持てるほどの資力がないという事情もあると思います。そうした人たちに、PCよりも割高にしたらひどいじゃないかと思うかもしれません。ただ、PCからネットを見るのにも月々6千円以上も回線事業者とプロバイダに金を払い、パソコンだって数万円しますし、こうしたコストを負担しているわけですから、その分PC客向けを安くするのが道理ということもできるでしょう。
 なお、携帯対応サイトのSPLURGER.jpではカード決済が使えます。また、PCからももちろん使えます。SPLURGE.jpのほうでは、クロネコ@ペイメントを廃止する計画です。もし、カード決済で買いたいのならば、PCユーザーの方も、割高なSPLURGER.jpを利用していただく他はありません。そもそもカード決済してまで買う物でしょうかと思います。一番いいのは銀行振込前払です。住信SBIネット銀行は月3回まで、他行振り込み手数料が無料です。銀行振込前払なら、送料500円の負担だけで買い物ができるのです(SPLURGE.jp)。
 私たちは、ラバーフェティシストの皆様にもっと割安に、便利に買い物をしてもらうにはどうしたらいいのか、ずっと考えてこうして施策を次々と打っています。
 もう一つ皆様にご紹介できるのが、夏までにスタート予定のALT-FETISH.com「ザ・ルーム」事業です。ザ・ルーム事業とは、事前に少額のカード決済でルームジャージをお買い上げいただき、決まった日時に、都内某所に物理的に実在するスペースである「ザ・ルーム」へおいでいただき、サイト表示価格よりも安くお買い上げいただけるいわば「展示即売」イベントです。ルームチャージは1000円を予定していますが、おいでいただいて、お買い物していただいた場合は前金として使えます。また、おいでいただくことができなくなったり、買わなかった場合でも、SPLURGE.jpのポイントに移行できるようにしたいと考えています。ザ・ルームの目玉は超高いMARQUISのDVDや雑誌を見られること。ALT-FETISH.comオリジナルラバーキャットスーツ全サイズを試着できることです。さらに、サロなど他ブランドとの催事も行い、サイズオーダーなどができるようにする予定です。

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【フェティッシュジャーナル No.627】ラバーフェティシストのためのメルマガ・ブログ
文・市川哲也

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May 05, 2009

5/3撮影会「REPLICANT LAB」特別リポート

【この記事の写真付き全文はこちらのページでご覧になれます】
http://www.alt-fetish.com/cnts/repli/index03.htm

 2009年5月3日、生存権や戦争の放棄を規定した世界でも珍しい日本国憲法が施行されて62周年を迎えたこの日東京都杉並区のハウススタジオでおなじみ茨城チカ主催「REPLICANT LAB」が行われました。テーマがフェティッシュということで、ALT-FETISH.comもキャットスーツを4着提供。そのリポートです。1年以上間が開きましたが特に理由はありません。チカさん、次も確実にがんばりましょうね……。私も間が開かないように積極的に連絡しますんで……。継続こそ何とやらですよね。
 さて、この撮影会にやってくるカメラマンの人たちはプロではないものの、プロ並みの技量と機材をお持ちの方が多く見られます。鉄道模型を作る趣味のアマチュアの人たちが、プロでないからといって、その作品がプロと較べて劣るということはないですよね。むしろプロ以上の場合もあり得るほどの皆様方です。プロのカメラマンというのがますます存在しづらくなっている、というより、プロカメラマンというのは特定のネットワークに属して、有償で仕事をもらうことが出来る立場の人程度の意味あいになり、作品のレベルとは無関係になってきている今日この頃です。私も、お世辞でチカさんとかモデルの方から、口々に作品についてお褒めの言葉をいただき、驚き恐縮しました。
 撮影会の陣容は、数えたわけではないので定かじゃないですが、モデルは10名以上、カメラマンも10名以上です。都内としては異例の大きな一戸建てを、そのままスタジオにしたハウススタジオ。閑静な住宅街の中で、こんな非日常が展開しているとは、近隣に住む高齢住民など夢にも思わないでしょう。
 今回のレポートでは、私の体調不良もあり、途中退座した関係上、撮影モデル数は二人と少ないです。しかも、ほとんどは、かんなさんという人に集中してしまいました(あさみさん、あまりふれられなくてごめんなさい)。かんなさんになぜ集中したかというと何となく、オーラが漂っていて、ツイ夢中になってシャッターを押しまくってしまったからです。小さなファインダーを見過ぎて、帰りには頭痛と吐き気におそわれたほどです。
 そのオーラ。身長165センチなのに、ウエストはわずかに45センチ足らず、ものすごく細いんです。バストも小さめながら、その中性的な顔立ち、ボーイッシュな髪型、個性的な風貌をよく生かした抑えの効いた、それでいてある確信に裏打ちされたメーク、これまでのコスプレイヤーのイメージを完全に変える「新星スタア」の登場に、会場は静かな興奮に包まれていました。かんなさんは今回初参加でしたが、私はかんなさんに出会えてよかった心からチカさんに感謝しました。彼女は午前11時から、午後4時近くまでスーツを着てポーズしていました。その間、カメラマンがまわりからいなくなることはありませんでした。大人気です。以下、一問一答です。
 キャットスーツを着たいと思った理由は?
「ハリウッド映画のXメンや、キャットウーマン、そしてあのドロンジョやルパン三世の不二子ちゃんなど、キャットスーツを着たヒロイン像がとてもかっこいいと思って憧れがありました」
 実際に今日、着ようと名乗りを上げた理由は?
「普段は絶対に着る機会のない本物のコスチュームを着るまたとない機会だと思って」
 実際に着てみてどうですか。
「すごいうれしい。ずっと着ていたいです。サイズも(細いウエストやヒップをさして)ここがぴったりになる服ってめったにないんです」
 たしかにぴったりです(ただし上半身はやや緩いです)。そもそも普段のご職業はモデルさんなんですか?
「頼まれればヘアモデルとか、ちょこっとやる程度です」
 こういう撮影会に参加する動機は?
「普段着られないような非日常的なコスチュームに身を包んで、写真に撮ってもらえるから。撮ってもらった写真は、うれしくて何度も眺めます」
 やっぱり、モデルさんたちはみんなナルシスト?
「そうですね」
 撮影したカメラマンは、美しい対象の刹那を、非日常空間にあふれる高揚感の中で自分のものにして持ち帰ることが出来ます。モデルは、撮影してもらった自分を眺めて、自己実現的な欲求が満たされます。流行らない言い方にはなりましたが、win-winの関係が成り立ちます。
 ところで毎回気になるのがモデルさんたちと、主催者の茨城チカの関係性です。今回、かんなのポージングの様子を見たチカが、「レプリだからって、ちゃんとやってよねー」と冗談交じりにいうと、かんながすかさず「いつもガチだよっ!」と大声で言い返した場面に居合わせました(女が言う本気の男言葉に超弱い私に激ツボ!!!)。チカは折悪く前日まで発熱39度近い体調不良。かんなはかんなで、数時間に及ぶキャットスーツの連続装用で袖や股間から汗をタラタラ垂らしながらの様相。女ふたりの本気勝負、ガチンコ魂がこの撮影会を支えているんだと思うと、この短いやりとりにも思わず熱いものがこみ上げてきました。


【編集後記】かんなさんはALT-FETISH.comオリジナルデジタル写真集シリーズへの出演を快諾してくれましたから、晩夏の頃には皆様のお手元にお届けできることになると思います。どうぞおたのしみに。この記事の写真付き全文はこちらのページでご覧になれます。
http://www.alt-fetish.com/cnts/repli/index03.htm
 この撮影会の2割引参加チケットを、ALT-FETISH.comで4/30限定で発売しておりましたが、一件の申し込みもございませんでした。告知当日の1日限定では、さすがにお話にならないということで、チカさんごめんなさい。次回は11月にありますから、今度こそちゃんとやりましょう。

【フェティッシュジャーナル No.626】ラバーフェティシストのためのメルマガ・ブログ
文・市川哲也

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April 30, 2009

5/3撮影会「REPLICANT LAB」のチケット1日限定優待価格販売


 コスプレイヤー・荊城チカさん主催の撮影会「REPLICANT LAB」(フェティッシュ・テーマ、衣装協力ALT-FETISH.com)が来る5/3に東京・井荻のハウススタジオにて開催されます。
 撮影会詳細URL http://www.pinky-u.net/
(左のメニューの2009/05/03 5月撮影会「フェティッシュ」をクリック)
 ALT-FETISH.comではこのイベントにキャットスーツを数着貸し出しております。貸し出すキャットスーツは、BLACKSTYLE、DEMASK、ALT-FETISH.comオリジナルラバーを予定しております。実際にモデルが着た様子をじかにご覧いただき、また撮影も楽しめるまたとない機会です。
 ALT-FETISH.comでは、ALT-FETISH.comのお客様に限り、先着5名限定でこのイベントの入場券を特別優待価額にて販売します。販売期間はなんと本日4/30限定です。お申し込みはこちらからお早めに!
参加チケットお申し込みページ SPLURGE.jp
http://www.splurge.jp/55_1052.html
 ちなみに、過去に取材したこの撮影会の模様はこちらでご覧いただけます。この取材当時と今回とで、この撮影会イベントに関する場所・モデル・貸出アイテムの同一性は担保されません。
http://www.alt-fetish.com/cnts/repli/index02.htm

【販売要項】
 このイベントは、時間によって1部と2部に分けられております。チケットも、各部ごとにご用意しておりますので、ご都合のよい時間帯の部をお申し込みください。当日までにあまりお日にちがないため、お買い求めの際に次のように制約を設けさせていただいております。お客様にはたいへんご不便をおかけいたしますが、何とぞご理解・ご協力賜りますよう、お願い申し上げます。
◆部をお選びください。第一部(11:00~15:00 受付は10:30)または第二部(17:00~21:00 受付は16:30)。チケットは各部につき一枚必要です。
◆各部ともに、キャットスーツモデルが登場します。誰が着るかはお楽しみに。
◆発売期間は今日いっぱいです。
◆申し込みは先着5名様限定です。
◆お支払い方法は代引のみです。時間指定可。ご購入お手続きの際、他のお支払い方法をお選びいただいても、代引で自動的に発送されますのでくれぐれもご注意ください。
◆代引手数料は無料です。通販システムの都合上、送料と代引手数料が加算されて表示されます。購入確認のメールでもすべて加算して表示されます。実際のご請求時は、送料・代引手数料ともに無料となりチケットの代金のみとなりますので、ご了承くださいませ。
◆チケットのお受け取りが万が一間に合わなくても、お名前のリストを主催者へ渡しますので、当日入り口で「お申し込み者氏名」をALT-FETISH.com申し込み分としておっしゃってくださいませ。
◆お申し込み後のキャンセル・変更は出来ません。
◆当日会場までの旅費・交通費等はチケット代金に含まれません。会場までは各自実費負担のうえ直接おいでくださいませ。

【お問い合わせ】
以下のSPLURGE.jpお客様用お問い合わせフォームよりお願いします。
https://ssl.splurge.jp/support1.cgi

【編集後記】今日告知、今日いっぱいというありえなさ。ごめんなさい。ちなみにですが、今発売中のDVDのうち、10と12の宣伝動画がスナイパーさんのご協力により、見られるようになりました。
http://sniper.jp/008sniper/0082avinfo/010dvdaltfetish_featuring_mai.php
http://sniper.jp/008sniper/0082avinfo/012dvdaltfetish_featuring.php
みんな、見てね!

【註釈】キャットスーツとは?
(1)スタイル
キャットスーツは、全身の身体のラインがぴったり出るように着る、いわば全身タイツのような衣装のことです。トップスとボトムス一体型で、フロントにファスナーが付いています。色は黒で、素材はラバーやポリウレタンコーティングナイロンといった表面に光沢のあるものが主流です。
(2)意義
この服を着ることにより、人は、身体の線を自覚し、また拘束感をも味わいます。過ごしやすさや快適性への配慮から、日常の服はゆったりとしていて、身体とのあいだに空気の層が取られていることが多いのに対し、キャットスーツは身体に密着します。日常では体験できない「着衣体験」が、非日常性を演出し、興奮を来します。
(3)魅力
若い女性が着ると最高度の魅力が出せます。もちろん、旬を過ぎたタレントや歌手が底上げのために着ることもあります。安室奈美恵や浜崎あゆみがその例です。90年代にマドンナが着て話題になりました。非日常性と女性の美しさを際だたせるため、映画にも頻繁に使われてきました。
(4)性
裸で行うのに較べ、キャットスーツを着たセックスは魅力に富んだものとなります。専用のスーツには股だけを開けられるファスナーが付いています。清潔なキャットスーツに、ゴム、グローブ、ソックス、シースを装着すれば、衛生的で安全なセックスが出来ます。
(5)写真
芸術的なインスピレーションを刺激するもっとも本源的なもの。それが身体です。身体はつねに芸術の最も重要なテーマであり続けています。キャットスーツはその身体のフォルムを強調し芸術性とエロスをあふれさせます。キャットスーツモデルをデジタルカメラで撮影する行為は、成熟した大人に許された、創造への欲求を満たす自己実現活動のひとつです。
(6)第2の皮膚
全身に密着して着るラバーキャットスーツの場合は、服というよりももはや身体の器官の一部のように感じられます。第2の皮膚というキーワードはラバーキャットスーツを象徴的に表しています。身体の一部でありながら、人工的に追加された機能でもあります。まさにサイボーグです。第2の皮膚をまとって「変態」したキャットスーツ装着者は、自意識の変質から逃れることは出来ません。
(7)課題
一様でない人の体型へ工業製品であるキャットスーツをぴったり合わせることの困難さがキャットスーツを巡る最大の問題点です。また、ラバーは通気性がなく、汗疹等の皮膚の疾患や、汗が冷えたときの不快感はときとして性的興奮を打ち消すほどです。着る際の身体的・環境的コンディションには細心の注意が求められます。


【フェティッシュジャーナル No.625】ラバーフェティシストのためのメルマガ・ブログ
文・市川哲也

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April 08, 2009

2009新年度リリースDVD3作のみどころ

 昨年末に販売サイトをスピンアウトしてからというもの、今ひとつ売り上げ的に盛り上がらない事態に戸惑いを覚える今日この頃。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。昨年秋に米国からはじまった世界金融危機と不況は、2010年も引き続き、当面私たちは「退屈で質素な低成長の時代」を生きることになるということです。そうしたなかで、この退屈で陳腐な日常を何とか生き延びるために、ALT-FETISHはラバーフェティシストの皆様へ自分の元来持っている変態的素質を刺激してキラキラ輝くひとときを今回もまたお届けできることを、誇らしく、喜ばしく思っております。
 ただし、ラバーフェティシズムと一口に言っても、最近ではいろいろと細かく趣向が分かれています。無限に、といってもいいでしょう。いくら細かくなっても、ALT-FETISHが対象とする領域は変わりません。なぜなら、ALT-FETHSIは市川という一個人のが恣意的に選んだ狭い対象領域に投影される現代社会の有り様を表現することだけを目的にしているからです。私が選んだ対象領域=黒いラバーキャットスーツ、ブーツ、グローブ、マスク、ヘルメットなどに関心が及ばない人は、そもそもALT-FETISHの読者たり得ないということです。残念ながら、うちの変態商品でよろこんでもらえる人は本当に限られた人ということになります。
 前作はおとなしかったし、やや間が開きましたがその分、非日常性のイリュージョンが希少性を獲得してますますもって滋養に満ちたものとなるのです。
 さて、4/1同時発売のDVD3タイトルを、順番に解説していきたいと思います。

010[DVD] ALT-FETISH featuring Mai & Labi(動画2本収録)
http://www.alt-fetish.com/book/1839/1839.htm
 このタイトルは、シリーズ最高売り上げを記録したMaiさんの2作目です。やはりこれだけ売り上げた人となれば、二作目三作目となっていくのは当然です。ただ、今回、やや、市川趣味とは外れた内容すなわち、縄縛り、スパンキング、バキュームベッドというSMカテゴリーのプレイが動画に多く収録されているのが問題です。ここでは、もちろん素直に「ラバーSM」と喧伝するべきところなのですが、これまでの私の言動、そして、ALT-FETISHの思想になじみのある読者諸兄からすると、やや唐突なのは否めません。つまり日和ったのではないかと言うことです。注意していただきたいのは、この作品が他のSMビデオやラバー作品とは完全に異なる次元の付加価値を持っていると言うことです。それは、完璧な着こなしであり、洗練された出演者の質の高さです。奴隷役のLabi少年(もちろん成人男性です)も脇役ながら奮闘しています。Maiさんのテクニカルでミステリアスな(?)バキュームベッドプレイもぜひやってもらいたいとつい引き込まれます。
 このDVDには、動画が2本収録されています。ひとつめが上述したとおりSMなら、ふたつ目はもっと驚くべき内容です。なんとラバースーツに身を固めた男ふたりによるラバープレイの模様が収められているのです。私たちは妄想として、ラバーを着た女の人とあれこれやるというのはもちろんあるわけですが、相手が男というのはどうなんでしょうか。普通はあり得ません。しかし、男とはいえ、chikaさんだって男なんです。chikaさんのような超美形の方なら、ラバーを着られたら、もう性別なんて吹っ飛んでしまいませんか。これが世に言うラバーによる性別超越という現象です。ラバー女装子という言葉もありますが、今回は違います。女装していません。女装どころか、もう男なのか女なのか、まったく分からない謎の変態生き物になってしまったのです。そういうふたりが、何をするかといえば、互いの突起物を口でしたり、手でしたり、あるいは凹凸にはめあわせたりとAVでみられるプレイの一通りをしてみているのです。この2作目は実験的意味合いもありました。つまり、ラバーという装置が、人間の性的動機付け足りうるのかどうかです。もしラバーがそうした機能を持っていないのなら、じゃあどんな機能を持っているのでしょうか。着たふたりが、自然に性的所作に及んだのは、この実験が成功したことを物語ります。もしトランプし出したり、メシ食い出したり、プロレスを始めたのなら、ラバーの性的機能に赤信号が灯ることになります。そうした意味で収録前は緊張感に包まれたのですが、無事に組んずほぐれつやってくれたおかげで、ある意味安心しました。

011[DVD] ALT-FETISH featuring J'zK (動画はありません)
http://www.alt-fetish.com/book/1840/1840.htm
 このタイトルは、写真だけということで、原点に帰ったような感じです。動画なしでもこの有名人のラバー姿の訴求力は圧倒的です。これまでALT-FETISHと取引のなかった女性ファンが大挙して買い求めています。市川がイベント取材中に、茶漬けこTJ'zKは「ぜひモデルをしたい」と話しかけてきました。彼は、ラバースーツを着ることで、自分の身体の魅力が数倍になることを瞬時に見抜きました。このように、ALT-FETISHのDVDシリーズは、作品として残したいというモデルの方の出演希望にもよろこんで応えます(もちろん審査はあります)。090のユーリはまさにその典型です。ちなみにこの写真集ものの売れ行きは通常30を超えることはありません。非常に高額なコスチュームを、専門のスタジオで撮影していながら、わずか売れ行き30でも赤字にならないのは、モデルさんが歩合制報酬を受け入れてくれること、ボランティアで参加してくれるカメラマンさんがいることをはじめ、少なくとも確かにいるお客様のおかげです。

012[DVD] ALT-FETISH featuring わかみほ(シリーズ最長・最エロの本格AV仕様の動画収録)
http://www.alt-fetish.com/book/1841/1841.htm
 シリーズ中、もっとも顕著にエロい、直球勝負のAVの登場です。男優が出てきて云々というのこそ、ありませんが、指や電マで何度もオナるわかみほ嬢。プロなので、スタッフの前でどんどん着替え、下着など一切なしでいきなりラバーキャットスーツを装着しました。これにはカメラマンも、私も度肝を抜かれました。その後の撮影内容も、風俗慣れしていない私はアンビリーバブルの連続でした。カメラマン氏も「これまで撮ったなかで最高だ」とうわごとのように繰り返すばかり。本当に前代未聞の映像作品となりました。写真集というよりも完全にAVです。収録動画は50分弱です。
 フェティッシュ空間の創造者、不詳、監督市川が、プロ経験もあるボランティアカメラマン氏の力を得ながら押さえた、本作品のポイントは次の通りです。実際成功しているか、お客様の目で確かめてください。
 本作・わかみほの設定は、ラバースーツを着た変態オナニーガールです。ラバーキャットスーツを中心に、ラバーマスクやヘルメットなど頭部かぶり物のバリエーションならびに、指で直接刺激か、上から電マを当てるかのバリエーションで、数パターンのオナニーシーンを収録しています。キャットスーツ、グローブ、デマスクのコルセット、ガントレット、そしてラバーズファイネストの最上級ラバーマスク、サイズのあったフルフェースヘルメット、サイハイレザーブーツ。衣装代の総額はもちろん20万円を超えます。これほど高額なコスチュームを着たままの状態による、AV女優のオナニーシーンの動画は、日本では間違いなくはじめてです。
 電マは筆者も試しましたが、これが驚くほど気持ちいいです。私は男ですから、ペニスシースつきラバーパンツにキャットスーツを着た状態で、亀頭に上からそっと当てたのですが、しごくまでもなく達してしまって驚きました。ですので、わかみほも間違いなくこれは本当に感じていると思います。電マの振動は、股間のファスナーに伝わって、それがジリジリと音を立てる様子も臨場感を引き立てます。
 本作では、デマスクのシングルインレット(現在長期品切れ中につきご迷惑をおかけしております)ガスマスクに、ドンキで買ったスノーボード用のゴーグルをコーディネートしてみました。このミラーシールド加工のゴーグルにより、近未来の雰囲気と、あとエアフォースパイロットのような雰囲気がうまく出て、ある種の「緊迫感」の演出に役立っています。結局このような「重装備」がなぜ必要かといえば、「死」を意識させるからです。死=エロスです。なぜならご存じの通り、遺伝子を後生に残すというミッションが死に直面したとにもっともスイッチが入るからです。ですので、死ぬほどの危険にも耐えうるほどの重装備感がエロスにつながるのです。この重装備のなか、口から伸びたホースで股間をしごいたり、股ファスナーを開けて指を突っ込んで指でオナニーをします。この場面では、本シリーズのなかではじめてモザイク処理が行われました。もごもごとマスクの後ろで声を出しています。
 本作には、関係者から著名な建築家がデザインしたユニークなマネキンオブジェ「グリザベラ」(簿価20万、時価3万円相当?)が出演しています。黒くて、上部が女性をモチーフにした形状の細長いオブジェはご覧いただければ分かります。このオブジェのポールの部分を使って、わかみほは見事にポールダンスを展開します。恍惚とした表情で、全身を使ってオブジェと一体になるわかみほの映像は、彼女の本職(のひとつ)がストリップダンサーであることの証左でもあります。このシーンは飛ばさずに堪能した方がいいでしょう。このような美しい女性が、ヘルメットをかぶったりマスクをかぶったりしているんだとあとでいっそう興奮の素材となります。
 中盤で、さる志の高いお客様の無償貸与協力により、本格フルフェースヘルメットのテーマコントとオナニーシーンも収録しています。本作で使われたお客様貸与のヘルメットは、Araiの白と、黒のフルフェースヘルメットです。このお客様は元々はALT-FETISHのお客様でしたが、数作品前からALT-FETISHのこのDVDシリーズでフルフェースヘルメットが多く登場することに気がついて、わざわざお持ちのコレクションを貸し出す申し出をしてくれたのです。もちろん不肖・市川も、このラバーフェチの源流に、女性のライダー(昔多くいた革つなぎのライダー)があることから、ぜひとお願いしました。ヘルメットを使ったシーンにおいて、このお客様が考えられた筋書きのショートコントを収録しました。コントでは、わかみほはラバーキャットスーツこそ着ているものの、フルフェースヘルメットフェチの彼氏からヘルメットをかぶるように頼まれた恋人ないし友達の設定です。ヘルメットをかぶるように言われたわかみほは、重い、きついといいながらも、次第に普段とは違う自分の変な「うずき」に我慢ができなくなります。電マを手に取り、メットをかぶった自分を鏡に写しながら立ったままオナニーを始めます。そしていすに座り、本格的にヘルメット姿でオナニーするのです。
 ヘルメットのサイズは、弊社の常備品(黒いやつ)と違い、女性用のサイズというか、要するにでかすぎないのです。ぴったりサイズのヘルメットが醸し出すエロティシズムの発見もまた、このお客様によってもたらされました。皆さん感謝しましょう。

 以上で3作品の能書きは終わります。これだけの内容で、三枚買っても1万円行きません。これはマニアもののDVDでもかなり異例なことだと思います。
 ALT-FETISHに物言う人の中には、動画とかサムネール、長文の内容説明だけでお腹がいっぱいになる、見せすぎだという指摘があります。私は、それはもちろん、もうけるためにはもっともな指摘だと承知しています。しかしながら、売り上げ以上に大事なことがあります。それは、ラバーフェティッシュな動画や静止画がこのALT-FETISHで日々、生み出され続けていることを一人でも多くの人に知ってもらうことです。フェチじゃないひとが、ALT-FETISHのラバー動画、静止画を見て、ラバーフェチに感染してもらえたら本望なのです。実際問題、ここ1年くらいのあいだに、平成生まれの若いティーンエイジャーから、ALT-FETISHでラバーフェチを知ったという感想が届くようになりました。その中には、モデルをやりたいという、信じられないほど若くて無垢できれいな女子も含まれていました(残念ながら破談になりましたが…やっぱり怖いからだと)。一作一作の経済的利益よりも、ラバーフェチという大きな思想を広く蔓延させることを重視するからこその大量無料見せ、長文解説です。ちなみに値上げしたのには、出演者増(010)と、さすがにプロ女優にいくら何でも一枚数百円じゃあ、という配慮から(012)です。ご理解くださいませ。

【編集後記】この作品は、都内のインディーズビデオ店でも売りたいと思いますが、「ここに置いたらいい」と思う店があったら教えてもらえませんか? 中野、秋葉原あたりに何店かあることは知っていますが、具体的な店名が分かりません。ご協力をよろしくお願いします。動画をユーチューブと、ニコニコ動画にアップしましたがすぐに削除されました。たくさんのサムネールは写真集の静止画のものですので、動画のイメージは今のところお見せできない状態です。
 この作品を出した4/1以降、続々と、これまでにはなかったようなスペックのモデル志願者からメールが届くようになりました。やはり継続は力なりということで、もう12作も出して、すっかり定着・信頼を得てきたと思っております。カメラマン・スタジオ・コスチューム、メーク、パッケージング、販売経費等の、モデル報酬以外の経費を徹底的に削減。浮いた分は販売価格を安くすることと、モデル報酬に充てるこのビジネスモデルも次第に理解されてきているものと受け止めています。買っていただいた皆さんの応援があってこそのことです。今後も、皆さんが買っていただければ、さらにモデルも呼び込むことができ、皆さんも高水準のモデルを楽しめるようになるというこの好循環を続けられるよう、ぜひともご支持賜りたく存じます。
 最後になりますが、昨年末、デマスクの商品をご注文いただいた数名のお客様におかれましては、この場を借りてあらためて深くお詫び申し上げます。デマスク宛オーダーが昨年末、規定数量に達するまでに異例の長い時間がかかったこと、製造過程でデマスクでトラブルが生じたことのふたつの不幸が重なり、納期が半年に至るケースが生じてしまいました。かさねてお詫び申し上げます。

【フェティッシュジャーナル No.624】ラバーフェティシストのためのメルマガ・ブログ
文・市川哲也

ラバーフェティシストのための2つのサイト
2001年創業。信頼のラバーコンテンツサイト| ALT-FETISH.com |
http://www.alt-fetish.com/
ラバー販売に特化した高機能ECサイト| SPLURGE.jp |
http://www.splurge.jp/

ALT-FETISH.comならびにSPLURGE.jpはファティーグ合資会社FATIGUE,Inc.が運営しております。

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February 24, 2009

ついにラバーキャットスーツのAV撮る

 このほど、アダルトビデオにもご出演の経験を持つWakamihoさんのご協力を得て、ALT-FETISH.comははじめてプロ女優によるラバーキャットスーツ姿のオナニーシーンの収録に成功しました。
 この作品では、こころざし高いお客様から無償貸与されたフルフェースヘルメットをかぶった電マオナニーシーンも含まれており、世界でも類を見ないビザール動画作品になったと自負しております。2006年頃からコスプレイヤーの皆さんの協力で始まったこのオリジナルデジタル写真集シリーズですが、ついにここまで来たと感無量です。
 しかし、最新の脳科学の知見からも明らかなように、すべての刺激に対し、脳は慣れという適応を起こします。私たちALT-FETISH.com、そして皆様方におかれましても、きっとこの慣れという悲しくも重要な適応機能が、ラバーAV女優オナニーの収録に成功したまさに今日この日から、「次のもっとすごい何か」を求め始めているに違いありません。
 そういうわけですので、撮り終わったあとの「産後ウツ」に入ってしまった不肖市川でございます。
 ラバーキャットスーツシリーズの新作3作、現在鋭意編集中ですが、その前にちょこっとお見せしましょう。このページです。
http://www.alt-fetish.com/cnts/sales/index.htm#kikan
 3タイトル、一作目はマイさん二作目。次は美形女装子初ラバー体験。三つ目はプロ女優のヘルメット電マオナニーという内容を予定しています。販売予定価格は1000円台、2000円台とまちまちですがいずれにしてもこの内容でこれは安いと思います。

【後記】2008/12/25からスタートした新販売チャネル「SPLURGE.jp」いかがでしょうか? 今月初めから品切が増えていましたが、昨日、ほとんど即納にしました。慣れない運用でご迷惑をおかけしました。 ALT-FETISH.comと較べてすっきりしていますが、何となく味気ないというか、身もフタもない商業サイトに成り果てた感じがします。今月には、MARQUISの雑誌以外すべての商品のALT-FETISH.com内の「フォーム」も書き換えて、ALT-FETISH.com内で「カートに入れる」ボタンを押すと自動的にSPLURGE.jpのカートに入るようにしてしまいました。これもなんだかな。その後注文がめっきり減ってしまったのは、金融危機のせいか、それともこの変更のせいなのか、胃が痛い毎日です。ちなみに、新しいサービスを現在準備中です。一つは、カード決済と携帯電話に対応した第三の販売チャネル。もう一つは会員制のフェティッシュポータルサイトです。上智大学中退、ロンドン大学卒というものすごい高学歴ホルダーなのに職業:派遣社員クンをチームに迎え、二人でもっぱら電話でいちゃいちゃしています。ご期待ください。

市川哲也
ラバービザールコンテンツはALT-FETISH.com
ラバーグッズのお買い求めはSPLURGE.jp
info@alt-fetish.com
(C)ALT-FETISH.com/ファティーグ合資会社

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February 22, 2009

新しいブログチャネルはじめました

発作的に、フリーのブログやCMSにはまってしまいます。きっと何かからの逃避だと思います。このフェティッシュジャーナルより細かく情報を出しているブログを作りましたのでご覧ください。タイトルは同じフェティッシュジャーナルです。いつ消えるか分かりませんが……。
http://www.alt-fetish.org/

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December 25, 2008

ALT-FETISH.com新販売チャネルSPLURGE.jp開設のご案内

 このたび、ALT-FETISH.com(運営会社:ファティーグ合資会社)は通信販売専用の新チャネルといたしまして、通販サイトSPLURGE.jp(http://www.splurge.jp/)を開設いたしました。SPLURGE.jpではALT-FETISH.comにくらべて高い利便性と安全性を備え、これまで以上にショッピング体験をお楽しみいただけるようになりました。具体的には次のような特徴があります。
【SPLURGE.jpの特長】
(1)セキュリティ
SSL(ブラウザでは鍵のマークが表示される)を実装し、お客様の個人情報・注文情報を暗号化。通信の秘密を高いセキュリティで守ります。また、サーバに置かれる会員情報も、専用の管理ソフトによってしか見られないよう暗号化されております。
(2)簡単
会員登録していただけますと、お買い物のたびに氏名や住所を入力する必要がなくなりました。会員登録はもちろん無料です。会員になったからといって、こちらから断りなくDMをお送りすることはいたしません。
(3)便利
商品の閲覧性を高め、また検索機能も備えて、より便利に商品を見つけてお買い求め出来るようになりました。さらに、在庫は即納(3個以上の場合に表示)・実数(2個以下の場合に実際の在庫数を表示。1か2)・WAIT(品切取り寄せ品や制作期間がかかる商品の場合に表示)と一目で分かるよう三段階で表示しています。
(4)安い
ALT-FETISH.comでは一律900円の送料で、代引手数料は無料でしたが、SPLURGE.jpでは送料(500円)と代引手数料を分けました。これにより、低額の代引のお客様や銀行振込のお客様は余計なコストを負担しないで済むようになりました。なお、昨今の円高により、SPLURGE.jpでは、輸入商品はすべて販売価格を値下げしております。なお、ALT-FETISH.comからお買い求めいただいた場合も、SPLURGE.jpと同じ安い金額が適用されます(ALT-FETISH.comの表示は高いままとなっております、ご了承ください)。
※お支払い方法やお買い求め金額等により、送料と代引手数料の合計がこれまでの900円を上回る場合がございますのでご注意ください(特にカード決済の場合)。
※商品販売価格は、今後の通貨の情勢で変わります。
※商品によっては、ALT-FETISH.comのほうがたくさんの画像が表示されています。商品について詳しくお知りになりたいときはこれまでどおりALT-FETISH.comをご覧ください。ご注文はSPLURGE.jpをご利用ください。
※さまざまなラバーフェティシズムにまつわるコンテンツは、今後もALT-FETISH.comをメインに展開して参ります。

 今後はさらに画像や関連商品情報を拡充したり、携帯電話からのご注文にも対応できるようになる予定です。ぜひ、今後ともALT-FETISH.comならびに新サイトSPLURGE.jpをご愛顧賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
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ALT-FETISH.comの新しい販売チャネル、通販専門サイトSPLURGE.jp
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【編集後記】新しいサイトSPLURGE.jp(スプラージドットジェイピー)、いかがでしたか? 2001年5月創業のALT-FETISH.comには数十回以上もリピートしてお取引いただいている大切なお客様が数名いらっしゃいます。そうしたお客様のために、一番のメリットを考えてこの新しい販売サイトを開設させていただきました。このSPLURGE.jpは、ALT-FETISH.comにくらべてはるかに高い月額サーバ維持費用と、ソフトウェア維持費用がかかっています。それでいてお客様から見るとたいへん便利で、将来的にはポイント還元なども実施していく考えです。まさにお客様が100%ウィンになる、そんなサービスなのです。
 SPLURGE.jpの商品ラインナップに、アロマテラピーのエッセンシャルオイルがあることを奇異におぼえる方がいるかと思いますのでここで小さくいい訳を。最初はエッシェンシャルオイルの店として、カード決済の審査を通そうとしたのです。エッセンシャルオイルはいわばカード会社のためのダミー商品でした。しかしながら結果はNG。ダミーとはいえ、仕入れて販売することはもちろん可能ですので、興味のある方はぜひどうぞ。無添加の100%ピュアオイルを、本場英国から輸入して販売しています。香りとフェチは決して無関係ではないと思いますし……。
 SPLURGE.jpはALT-FETISH.comがそうであったように、オンリーワンのサイトになっています。MARQUISのバックナンバー在庫数は他社の追従を許しません。本物のラバーフェティシストなら、きっと満足してもらえる品揃えと品質のラバー関連商品もこれほどまでに高機能なECサイトではお目にかかったことがないかと思います。もちろんYahooとか楽天でもそりゃ売ろうと思えば売れるでしょうが、こういうジャンルの商品はやはり独立系がやってこそ、ネット時代の粋というものです。価格だって、よそのモールを通せばかかる手数料がかからないわけですから、必ず顧客利益に結びつくはずです。というか、そうしなければ存続できないと思っています。

市川哲也
ラバービザールコンテンツはALT-FETISH.com
ラバーグッズのお買い求めはSPLURGE.jp
info@alt-fetish.com
(C)ALT-FETISH.com/ファティーグ合資会社

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November 27, 2008

追悼特集──月刊雑誌SMスナイパー休刊

 1970年代半ばに創刊され、30年以上にわたって日本の「緊縛」界をリードしてきた貴重な紙媒体月刊「SMスナイパー」が今月発売の2009年1月号で休刊します。
 この雑誌と同じく、やはり70年代半ば(ちょい前)に生まれた私にとり、この雑誌とはいったい何だったのでしょうか。振り返ります。
 物心ついてから、よく野原で遊んでいると、雨に濡れてガビガビになったエロ本を目にするようになります。普通のエロ本が落ちていても、次第になんだまたかといちいち関心を払うことも少なくなります。ところが、あるとき、半べそをかきながら縄で縛られたり、ローソクを垂らされて苦悶の表情を浮かべる女性の写真が載っているエロ本の残骸を道ばたで発見します。そのエロ本こそ、SMスナイパーだったのです。拾い上げページを繰れば、次々強烈なはじめてのビジュアル。うんこまみれ。縛られたりたたかれてあざができたり。信じられない恐るべき世界でした。
 私のフェチを形成するのは、残念ながらそういう強烈を極めるSM雑誌ではありませんでして、街を闊歩するブーツ姿の「イケイケギャル」とか、革ツナギを着たライダーたちです。SMスナイパーなんて全然興味なく、「いやー世の中には奇妙な性癖を持った大人たちがいるんだなー、怖っ」くらいなものでした。
 大学に入って、四谷のアズロと出会い、SPAのボディコン特集に出会うなどして、自分のフェチが黒光りのビチビチ、ラバーフェチであるという既定のレールが見えてきました。超零細弱小版元の編集者になり、フェティッシュをテーマとするムック本の編集に携わることになったとき、「SMスナイパー」は「大手」の版元のうらやましい職場となりました。もちろん大手というのは私の勤め先とくらべて大手という意味です。当時はサブカル界では著名な書き手の永江朗さんや、ラバーフェチの論考でおなじみ北原童夢さんに執筆を依頼したりもしました。手元の最終号を見ると、これらのふたりの偉大な書き手は、なんとSMスナイパーによって発掘された、育てられたみたいなことが書いてありましたので、やはりあらためてこの出版業界ではこの雑誌は一定の地位を築き役割を果たしてきたのだと痛感しました。当時でさえ相変わらずSMにうわ、痛そう、うわ、うんこ、怖いっ──程度の感受性の持ち主だった私は、まだまだダメですね。
 こんなダメな私はとうてい気がつきませんでしたがこの雑誌は「エロ」「SM」だけにとらわれず、サブカルチャーやアート作品にも造詣の深い歴代編集長の「仕事」が伝統として息づいていました。これらの仕事を評価し、支えたのは他でもなく読者です。読者が買うことで、いわば一号一号がギャラリーであり見本市だったこの雑誌のビジネスを支えてきました。
 読者とSMスナイパーの蜜月関係はしかし、長くは続きませんでした。
 1990年代半ば頃、SMスナイパーと同じ大きさのA5版の平綴じという体裁による「別冊宝島」ブームがサブカル系出版社のあいだでブームになりましたが、数年でしぼみました。それと引き換えにやってきたのが巨大なインターネットの波だったのです。すべてのコンテンツは一斉にネットへ流出。サブカルコンテンツを求める読者もまた、ネットに流れ、紙媒体の世界にほとんどいなくなってしまいました。少なくとも、紙媒体で定時刊行するほどのマネーは回らなくなってしまったのです。サブカルコンテンツの一カテゴリーであったこの雑誌も、何とか今日まで踏ん張っては来ましたが、ついに終わります。
 最終号で永江さんが触れていましたがやはり紙媒体には紙媒体の価値があると思います。皆さんにはラバーフェチの話を期待されているのに申し訳ないのですが、私は紙フェチであり、本フェチであり、DTPおたくでもあるのでもう少しお付き合いください。
 東北大学教授で医学博士の川島隆太先生によると、パソコンのモニターでものを読むのと、本や紙に書いてあるものを読むときとでは、脳の働きはまったく違います。前者はまったくあとに残らず、ほとんど脳は働いていないのです。ですから、紙媒体で情報を吸収するのは、人にとってはじつはたいへん有意義で効率的なことなのです。ネットがバーッとやってきたから、何でもネットで読めばいいというのはダメなのです。これはと思う情報は、やはり紙で読むべきなのです。でないと、その情報とともにあなたは生きていないことになる。私は、フェチが人生であり、フェチこそ生きることです。ですから、フェチなことは本当は紙に書かれたもの、紙に印刷された写真を堪能したいのです。実際、半月に一回程度届くMARQUISとへヴィーラバーマガジンの最新号を、インクの匂いとともに読むときは、ネットで大量の無料画像を見ているときとはまったく違う満足感が味わえます。毎日数時間、モニタの前で過ごす私がこういうワケです。
 それに、紙媒体は本という物理的な空間の占有によって、私たちの人生に付加価値をもたらすと思います。私の家には4千冊の書籍(SMスナイパーではない)があります。これらを見て、たいていの来客は私に一目置かざるを得ません。大量の本があるだけで、人から偉く見られるのですから、これほど愉快なことはありません。これがたとえば、大量の自作パソコンだったり、ゲーム機だったりしたらどうでしょうか。本と同じように尊敬を集めることはできないと思います。
 MARQUISの社長ピーターの妻ビアンカも言っていますが、この出版不況の中で紙媒体にこだわるのは、同業者間で頭ひとつ飛び出させることができる(箔を付けられる)からです。ですから、SMスナイパーという「定期紙媒体」がSMというカテゴリーのなかで今回一冊失われてしまったのは、SM業界の威信あるいは、サブカル業界の発展にとってはマイナスなことで残念といわざるを得ません。
 話を最終号に戻します。普通最終号ではあまりそのことに触れないでサラッと終わることが多いのですが、さすがSMスナイパーは違いました。数十ページにも及ぶ関係者のアンケートや、回顧録などを非常に小さな字で大量に載っけているのです。これこそまさにサブカル誌の姿です。一号一号がまさにお祭りであり、イベントだったのです。これに関わる関係者、編集者やライター、モデル、カメラマンたちは、皆、この雑誌に出て何かが変わる、何かが始まると期待してしまうものなのです(私も大学時代にサブカル関係の書籍のライターをしてプロフィールが載せられたりして、人生が変わったと喜んだ思い出があります)。ところが、実際は何も変わりません。SMスナイパーの膨大な総括記事は、このお祭りの後始末として、関係者の言いしれぬ期待感を収めるために必要でした。
 しかしじつはこのお祭り、しっかりとネットへ──ウェブスナイパーへと引き継がれています。このウェブ媒体は、プロの書き手が真剣に書いた驚くべきコンテンツの宝庫です。これが、MovableType(XOOPSだったかな)という廉価なウェブアプリケーションにより提供され、誰でも無料で愉しむことができます。ウェブスナイパーをやっているのは、たったひとりの野心的で非常に優秀な編集者です。一度しか会ったことはありませんが、彼はまさにプロでした。
 ラバーキャットスーツをギチギチに着て愉しむ皆さんは、私と同様、SMスナイパーなんて買って読んだことはないと思います。今の時代は、本で読んで自分の変態性欲を妄想のままにしておくことがむしろ困難なほどに、いろいろなことを体験・実践できるようになりました。何でもネットで、非常に安いコストで、簡便で容易に、たとえばパートナーを見つけ、物を買い、実際に愉しむことができます。ネットがもたらした、体験することの敷居の低さです。
 さて、この歴史的な最終号の表紙とグラビアにおいて衣装で使われたコルセットは、編集者の求めに応じ、ALT-FETISH.comが無償でお貸し出ししたDEMASKのトラディショナルコルセットでした。少年時代、道ばたに落ちていたSMスナイパーを恐がり、アズロでフェチに目覚め、社会人として一時はその雑誌の職場をうらやんだこともあった私でした。いま、この雑誌の贈呈本のグラビアに印刷された「ALT-FETISH.com」の文字を見て、私の人生をなま温かく振り返った次第です。

※告知
ALT-FETISH.comオリジナルDVD写真集シリーズでなんと驚愕の100枚を売り上げた美人ミストレス「マイ女王様」がストリップ劇場の通称「ハマ劇」にてSMショーを行います。キャットスーツを身につけ、M男をブリーズコントロールや緊縛で調教。ぜひご都合の許す方はお運びください。日時:12/3(水)一回目 12:00-15:15 二回目 15:20-18:40 三回目 18:45-22:00 各回、4番目の出演で、35分程度 場所:ストリップ浜劇 横浜市中区宮川町3-91 tel:045-242-7751

【後記】SMは風俗か?
法律的な見地からいえば、風俗とはいえないかもしれません。法では、風俗というと、「裸体の」「性欲を刺激せしめる」そういう言葉で規定されています。しかしSMは必ずしも裸体ではないというか、裸体のワケがないし、刺激されるのは性欲ではないからです。ただ、新宿の有名SMクラブラシオラが摘発されましたが、それは風俗営業を無届けでやっていたからだという容疑です。SM行為は風俗じゃないと言い張ることは当局には無効なようです。SMはそういうわけでまあ結局目立つと風俗というふうにされ、おとなしくしていればお目こぼししてもらえる、そんなグレーゾーンな業態といえなくもないですね。では、このラバーフェチプレイはどうなのでしょうか。バキュームベッド。ブリーズコントロール。ラバー女装。法がこれらを風俗とみなすのには、あと百年かかかりそうです。

市川哲也/ALT-FETISH.com
ALT-FETISH.comはラバーキャットスーツ、ラバーマスク、ラバーグローブなどのコスチュームや、ラバー関連の海外書籍・雑誌を販売するラバーフェティシストのためのオンラインセレクトショップです。
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November 08, 2008

TokyoPerveリポート──強い訴求力を持つ外観の問題


今日の話題
[ 1 ]TokyoPerveリポート
[ 2 ]MARQUISのフェティシストアンケート抄訳
[後記]アメリカ新大統領誕生

[ 1 ]TokyoPerveリポート
 広告手法のひとつに「ティザー広告」というのがあります。ティザー広告は、たとえばDMなら、封筒に印象的な写真や、意味深な言葉を載せて受取者の関心を引きつけ、中身を開封させるとか、マス媒体なら、価格や具体的な商品名を伏せ、何か斬新な映像や断片的な情報のみを流して話題を喚起し、一定の時期に一斉にその広告で販売したい商品やサービスの詳細を流すというような手口です。
 この広告手法の狙いは、ティザー、つまりみるとヨダレが出てくるような「そそられ感」を演出して、消費者の意識を引き寄せることです。背景には、従来のように、商品やサービスの価格や詳細をいきなりダイレクトに訴求しても、食傷の消費者を引きつけることができなくなっているこの消費社会の成熟飽和状況があります。
「本来、商業広告とは、広告主がある商品やサービスについて、顧客が購入したり利用したりすることを促すために作成・流布させるものであるため、当然に、その商品やサービスについての名称や価格、性能、効能等を明記・明示し顧客に説明することとなる。しかし、類似の商品やサービスが他にあり、また商業広告が多く作成・流布されている中では、通常の広告では顧客の注意を引かないために、より派手な色彩、デザイン、音楽等の表現を用いて工夫を凝らすことになる。その発展として「本来あるべきものがない」表現は一見して奇異な印象を残すため、顧客の注意を引きやすい。そうして顧客の「いったいこれは何であろう?」という興味を喚起したうえで、ある日付以降に全てを明らかにしたり、ある操作(例えば封筒を開封、インターネットサイトでの会員登録、等)を行わせて、広告で伝えるべき要素を明らかにする。このように顧客はじらされることにより意識が能動的にその広告に向けられているために、広告の効果が大きくなると考えられている。」(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「ティザー広告」)
 2008年11月1日(土)深夜、六本木で開催されたTokyoPerveに、ALT-FETISH.comはプレススタッフとして光栄にも取材を許されました。今回、取材にうかがった不肖、市川はTokyoPerveを取材してみてまずこのキーワード「ティザー」が思い浮かびました。というのも、厳格なドレスコード(服装審査)を経て入場を許されたゲストたちの服装や雰囲気、ふるまいが、まさにティザーに満ちていたからです。
 もちろん、前世紀初頭に「グレート・ギャッツビー」で描かれているようにパーティーという営み自体がティザーそのもの、ティザーの象徴でもあります。ギャッツビーは、恋慕する女性の気を何とか惹きつけようと、毎晩のように自宅の豪邸で豪奢なパーティーを繰り広げるのです。
 ギャッツビーのパーティーをティザー広告とするならば、その目的はものを販売することではなく、好きな女性の気を引くことという個人的な性愛の成就が目的でした。ところで、同じパーティーでも現代日本の東京で繰り広げられたTokyoPerve(以下、TP)では、やはり同じくティザー的な「そそる感」に満ちあふれているわけですが、その目的はなんなのでしょうか。これだけの空間を準備してたのしむ場を盛り上げる主催者の「目的」。そして夜を徹して決して快適とはいえないファッションに身を包み、踊る参加者の「目的」。いや、目的などないし、そのパーティー自体がそもそも目的そのものだとする解釈はもちろん可能だし、それでいいと思うのですが、そうすると過剰な「ティザー」が未消化のまま私のなかに残されてしまいます。ですから、この場を借りて考えることにします。
(以下詳細はこちらのページをご覧ください、ただし長いので。最後のほうに写真をアップしました)http://www.alt-fetish.com/cnts/media/081101tp/index.htm
※取材では、ALT-FETISH.comオリジナルデジタル写真集007[DVD] ALT-FETISH featuring sionのSionちゃんに取材アシスト&ライターをお願いしました。キャットスーツを着ていることから来る「疲労」でカメラを構える気力を失いつつある私を何度も励ましてくれたのは他でもない彼女です。彼女の感想文も同時に掲載しておりますので、ぜひお読みくださいませ。

[ 2 ]MARQUISのフェティシストアンケート抄訳
 MARQUIS最新号の44号巻頭記事で編集長のピーター・W・チェルニヒがユニークなアンケート調査の結果を報告しています。MARQUISのウェブサイトや雑誌の読者を対象にしたフェティシストの素顔とでもいうべきアンケートです。
 75パーセントが大学卒業と高学歴で、30代と40代で7割を超えています。広告を少なくして記事ページを増やせという意見や、記事についてはもっとハードコアなセックスを見せろとか、他の同類フェティシストの実態をリポートしろなどの意見が寄せられています。MARQUISのバックナンバーで一番人気のあったのは、No.32のビアンカ・ビショップがカバーを飾った号。読者は10年以上の年季の入ったフェティシストが半数以上。ラバーフェチであることをカミングアウト派と、絶対秘密派は半々くらい。モデルが古いという意見に対しては、フレッシュな新人をもとむと呼びかけ。サイト(www.marquis.de)が使いにくいという意見に対してはオンラインサイトの改善にはたいへんな時間と手間がかかると言い訳しつつも、今年の前半にリニューアルしたと。ただし、見てみれば分かるがありがちなペイパービューのサイトであるようです。2008年の夏以降のサブプライムショック、秋の世界金融恐慌により、著しく売り上げを落としているとピーターの妻は最近のメールのやりとりで私に愚痴りました。「でもまあ、私たち家族が何とか食える、バカンスにもいける、それくらいの収入は確保されている」とのことで何よりですね(苦笑)。
 日本のフェティシストのことを皆さん知りたいですか? 特にラバーフェティシストは服も高価だし、着て愉しむには時間と場所が必要です。ローンを背負い、長時間残業に苦しむ日本の「パパ」にはとうてい難しい趣味の世界です。
 前項のパーティーイベントに参加して思いましたが、日本のラバーフェティシストは人生をこのラバーに捧げてしまっている「高コミットメント層」と、あとは時間と金に多少余裕のある「高所得者層」というおもに2つの層によって支えられている気がします。高コミットメント層の方は就労や家族が、ラバー趣味に費やすエネルギーを奪わないよう、一定の割り切りラインをもうけてやりくりしているのではないでしょうか。
 ピーターのアンケートには、自分と同じ趣味志向を持つ人たちがどんな人たちなのか知りたいという、供給側のマーケットリサーチ的な意味合いがあるのはもちろんですが、この業界にいま起きている「沈滞」的なムードを何とか打破したいという気持ちもきっとあると思います。ピーターたちは、ウェブを使ったり、DVDの新作を出しても、以前ほどの売れ行きは見込めなくなったといいますから、何とかこのカルチャーの裾野を広げ、新しいファン層を開拓しなければという危機感を持っています。そしてその危機感は日本の私どもも非常に共感せざるを得ない状況があります。今回の金融危機の十月の売れ行きは対前年比で3割減と厳しいものでした。
 ピーターのフェティッシュアンケートの声には、「モデルが古い」というものがありました。同じモデルを使い続けるのは本当に難しいです。なぜなら、コスチュームのバリエーションが非常に狭いからです。ラバーをなるべくたくさんの「前回とは違う」人に着せる、とにかく人を変える、これがフェティッシュメディアに課せられた重要なテーマです。
 というわけで、MARQUIS No.44HEAVY RUBBER FETISH MAGAZINE No.24を本日より発売開始しております。発売が遅くなったことをこの場を借りてお詫び申し上げます。


[後記]アメリカ新大統領誕生
アメリカで初めての黒人大統領が誕生しました。いわゆる新自由主義者たちは、この選挙戦の一年前から、サブプライムローンというインチキテロ商品で自ら自滅してゆきました。もちろん世界中に大迷惑をばらまいた元凶たるブッシュが、ある意味オバマ当選に追い風になったことはあるでしょう。しかし、そうはいっても直前までは私は心配でした。4年前に意味不明の事態でブッシュが再選したインチキな国だから、何が起こるか分からないと思っていたのです。心配は杞憂に終わり、見事当選を果たしました。リンカーンの有名な一説の引用「人民の、人民による、人民の為の政治」とか、民主主義の勝利とか。私は本当によかったと思わずオバマ氏の当選演説に涙腺がゆるむのを禁じ得ませんでした。オバマ大統領が訴える「CHANGE」のはじまりに、今、世界中が本当に感動しています。新自由主義が終わり、資本主義の暴走はまもなく止められることでしょう。社会福祉、教育投資、富の再配分、必要なら規制をいとわない、速くてスリムな政府がこの日本でも求められています。

市川哲也/ALT-FETISH.com
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